野生動物のロードキル
当学会の理事が編著者となった『野生動物のロードキル』(出版元のサイト)が2022年12月28日に刊行されます。
ロードキルとは、野生動物が道路に出没した際に、車に轢かれて死んでしまうことです。こうした不幸なできごとが日本各地のさまざまな動物で報告されています。本書は、このようなロードキルの実態が、哺乳類を中心として日本で初めて体系的に紹介され、その対策や今後のあり方ついての展望がとりまとめられました。
本書は3部構成となっており、第1部は総論で、ロードキルの問題の歴史的背景や生態学的影響が解説されています。第2部は各論で、日本各地の様々な動物種でのロードキルの実態と対策が、北は北海道から、南は沖縄までの広い地域にわたって紹介されています。第3部はロードキルの対策編で、データの取扱い活用法、死体の防疫体制やインフラ整備などについての展望がとりまとめられています。
多くの会員の方々にお読みいただければ幸いです。
- 野生動物のロードキル
- 柳川 久 監修, 塚田 英晴・園田 陽一 編
- ISBN 9784130602464
- 定価 6,050円 (本体5,500円+税)
動物福祉学
当学会の理事を中心に執筆された「動物福祉学」(出版社サイトはこちら)が刊行されました!
日本で初めてとなる動物福祉(アニマルウェルフェア)の教科書で、初学者向けとなるようできるだけ平易な説明にしています。
基礎となる総論から始まり、その後の各論は、産業動物、伴侶動物、動物園動物、実験動物までを網羅しています。
内容にもこだわっていますが、見た目のカバー写真もとても素敵で、カバーをめくると別の写真が顔を出すような仕組みになっています。
今日からAmazonで販売開始になっていますので、興味のある方はぜひ購入を検討して頂ければと思います↓
- 動物福祉学
- 新村 毅 編
- ISBN 9784812221082
- 定価 3,300円(本体3,000円+税)